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医療関係者の方向け
症例のご紹介
NO.1
明らかなST上昇を認め、
心臓神経症を否定できたケース

小田原新幹線クリニック院長 伊東 貞三 先生

症例
【症例】 60代、女性。
【主訴】 動悸、胸部圧迫感。
【既往歴】 高血圧を指摘され、近医で降圧薬による治療を継続中。高脂血症、糖尿病など他の疾患はない。
【現病歴】 約1年前から動悸と胸部圧迫感が出現。これまでにいくつかの医院を受診したが、心電図などに異常はみられず、心臓神経症が疑われていた。しかし、発作時にはかなりの苦痛を伴うこともあり、患者さんは“心臓神経症の説明”には納得していなかった。前医で循環器科受診を勧められ、受診した。


携帯心電計の使用
安静時心電図にも異常はなく、ホルター心電図、心エコー検査も施行したが、異常は発見されなかった。発作時の心電図記録が必要と考えられたことから、患者さんに携帯心電計(オムロンHCG-801)の購入を勧めた。

携帯心電計購入後、約1ヶ月間に数回の発作が出現し、そのつど患者さん自身が心電図を記録、メモリーカードに記録して持参した。

解析の結果、いずれの発作時にも明らかなST上昇と頻脈が認められ、心臓神経症は完全に否定できた。非発作時(図1)、および異なる2回の発作時の心電図(図2)を示す。ST部分の急峻な上昇が明らかである。

この心電図から異型狭心症(冠れん縮性狭心症)の可能性を疑い、Ca拮抗薬とニトログリセリンを処方した。近く、精密検査を行う予定である。

図1.非発作時 図2.携帯型心電図で確認された明らかなST上昇
記録日:2006 年2 月14 日 記録日:2006 年1月7日 記録日:2006 年2月3日


考察
本症例は初診からまだ日が浅く、確定診断には至っていないが、携帯心電計で記録した心電図から心臓神経症は完全に否定できた。患者さんはこれまで約1年にわたって動悸と胸部圧迫感の発作に苦しんでおり、それらの原因が心臓にあり「気のせいではなかった」と確認されたことで、安心したようである。

携帯心電計で記録した心電図をみるのは今回が初めてであり、最初の症例でその有用性を実感させられるところとなった。ホルター心電計の有用性はいうまでもないが、装着時にイベントが起こらないことも多い。その意味で、発作時に心電図を記録できる携帯心電計が果たす役割は大きいと考えられる。

今後、携帯心電計を活用する方向性のひとつとして、循環器科のある病院やクリニックが携帯心電計を備え、イベントを“現行犯で捕捉する” 必要のある患者さんに貸し出す方法が考えられるが、そのためのシステム整備が必要であろう。


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