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医療関係者の方向け
症例のご紹介
NO.2
治療の必要のない不整脈であること
が確認でき、不安が解消されたケース

日本赤十字社医療センター第一循環器科部
部長 青柳 昭彦 先生

症例
【症例】 40代、男性。
【主訴】 身体のフワフワ感、動悸。
【既往歴】 特記すべきものなし。
【現病歴】 健康診断で不整脈(期外収縮)を指摘されたことをきっかけに、2年ほど前から上記症状が出現するようになり、1年半前から当院を受診している。


携帯心電計の使用
患者さんの症状(身体のフワフワ感、動悸)は1ヵ月に1回程度の頻度で出現し、初診から約1年半の間に計18回、いずれも時間外に当院を受診していた。心電図検査、心エコー検査、ホルター心電図のいずれでも異常は発見されなかった。同症状にて17回目の時間外診療を受けるも異常は発見されないため、不安が払拭されない患者さんを前医に代わって担当。携帯心電計(オムロンHCG-801)を患者さんに貸し出し、症状出現時に心電図を記録するようにお話した。

約1ヵ月後に再診。発作出現時に患者さんが自己記録した心電図(図)を示す。P波とQ波の間隔が次第に延長し、QRS波が欠落(×の箇所)している。この心電図がきっかけとなり、Wenckebach型の第2度房室ブロックと確定診断できた。健康な若い人やスポーツマンによくみられる、治療の必要のない不整脈であることを説明したところ、患者さんは安心した様子で、以後、同症状での当院への受診はない。

図.携帯型心電計で記録された心電図


考察
Wenckebach型の第2度房室ブロックによる“脈の抜け”はいわば生理的な現象だが、副交感神経優位の状態、すなわち安静時で脈拍が遅く血圧も低めのときに起こるため、患者さんが自覚しやすい分、訴えが強い。今回、携帯心電計の使用により、不安のもととなっていた動悸などの原因が治療の必要のない不整脈であることが確認できた。患者さんの不安は解消されたことから、携帯心電計の果たした役割は非常に大きい。

最近、渋谷区医師会と当院の間で、携帯心電計を活用した病診連携ネットワークが構築された。患者さんが記録した携帯心電計による心電図を参考に開業医が診察し、精査が必要な患者さんを当院に紹介するシステムである。

本ネットワークのさらなる活性化のためにも、携帯心電計が家庭にも広く普及することを期待したい。


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