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症例のご紹介
NO.10
ペースメーカー調律が
動悸の症状の原因であった例

京阪奈病院 循環器科 部長 北口 勝司 先生

症例
【症例】 74歳、男性
【主訴】 動悸(脈が大きく打つ感じ)
【既往歴】 脳梗塞、洞性除脈(ペースメーカー埋め込み)
【現病歴】 発作性心房細動


携帯心電計の使用
患者さんは、平成17年頃に脳梗塞で入院された際、モニターの心電図から発作性心房細動(PAF)が見つかった。脳梗塞は軽いめまいや複視などの症状はあるもの経過が良好で、退院後脳梗塞の再発予防のためワーファリンを、PAFの治療のためベプリコールを処方し通院にて経過観察していた。平成19年3月に失神があり、心電図検査を行ったところ洞性徐脈が発見され洞不全症候群と診断された。ペースメーカーを埋め込み、HR40で作動するよう設定した。

その後、平成19年4月ごろから、脈が強く打つ感じがするとの症状を訴えるようになった。ホルター、心電図検査を施行するも、症状時の心電図を記録することができなかったため、2週間オムロンヘルスケア社製の携帯心電計(HCG-801)を貸出し、症状があったときの心電図を記録してもらった。その結果、計6回の記録があり、そのすべてに下図のようなQRSが下向きで幅広のペーシング波形が記録された。HRが40であることからも、ペースメーカーの作動による動悸症状だと考えられた。患者さんには、症状の原因はペースメーカーが作動したことによるもので、失神発作の予防ができている証拠であることを説明することにより、安心していただくことができた。その後、同様動悸の症状はあるものの、患者さんは安心して日常生活を営んでいる。



考察
携帯心電計によりペースメーカーの動作状況を記録することができた珍しい例である。
脳梗塞・PAFの継続治療、ペースメーカーの埋め込みなど、様々な治療を継続しているこの患者さんにとって、原因不明の症状は大変不安感を与え、QOLを下げる原因となりやすい。今回、患者さんの動悸症状の原因を携帯心電計によって明確にすることができて、安心していただけた。

携帯心電計は頻度の少ない自覚症状時の心電図を確実に記録できるので、頻度の低い自覚症状の記録に大変有用性がある。また、自覚症状時の心電図を記録することで、患者さんの状況を的確につかむことが可能となり、患者さんへの説得力のある説明が可能となる。今後も、積極的に活用していきたいと考えている。

(2007年11月作成)


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